本校は、全寮制の私立中学・高等学校(全日制課程普通科)です。入学は随時受け付けており、不登校や中退者などの転入学・編入学も相談に応じています。

いじめ防止基本方針

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白根開善学校いじめ防止基本方針

平成26年3月7日策定
平成30年6月18日改定

1.いじめの定義
「いじめ」とは、児童生徒等に対して、当該児童生徒等が在籍する学校に在籍している児童生徒等当該等と一定の人的関係にある他の児童生徒等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)であって、当該行為の対象となった児童生徒等が心身の苦痛を感じているものをいう。 いじめ防止対策推進法 第2条より

2.本校の基本方針
本校は、さまざまな生徒が、全国から転編入学してくる全寮制の中高一貫校である。いじめ防止に取り組むにあたっては、日ごろから生徒理解と実態把握につとめる一方で、「いじめはどの学校でも、どの学級でも、どの子どもにも起こり得る」という認識を持ち、いじめを「人間として許されない行為」として、「いじめを絶対に許さない」学校づくりを進める。
本校の具体的対応として以下の4点をあげる。
A いじめを許さない雰囲気作り
B 未然防止・早期発見・早期対応のための取り組み 
C 家庭・地域・警察との連携
D その他留意事項

A いじめを許さない雰囲気作り
〇開善教育の推進 「ひとはみな善くなろうとしている」の校訓のもと、子どもたちの善さを引きだす教育を進めるとともに、子どもたちどうしが互いの善さを尊び、個性を認め、協力しあえる学校づくりに努める。
○全寮制教育 自然のきびしい山の学校で寮生活することを通して自立心を養う。集団生活を通してマナーを身につける。
また、寮・学校での共同生活を通して、教職員と生徒がコミュニケーションを深め、寮監と担任の目で、それぞれの生徒を注視し、気になる点があれば、速やかに共生担当部へ報告する、面談を実施する、などして問題行動の対応を行う。
寮監は「寮日誌」に毎日の生徒の様子を記入し、共生担当部および校長に報告。重要事項については、職員会議(週1回)で報告し、教職員全体で情報を共有する。いじめや、いじめの可能性がある行為に当たる案件については、「いじめ防止推進委員会」で対応を協議する。
○道徳教育の充実 SHR・生徒集会などを通して、思いやりの大切さ、命の大切さ、個性尊重・人間尊重の精神などに重ねて触れ、豊かで温かい心を育くむ。他者を思いやる心を育て、生徒の相互理解を促す。いじめを「人間として許されない行為」として「いじめを絶対に許さない」雰囲気づくりを進める。
○子どもたちの主体的ないじめ防止運動の推進 生徒会の「吾妻地区いじめ防止フォーラム」への参加と、全校集会での参加報告、いじめ防止の呼びかけ、あいさつ運動など。
〇生徒会主催団別対抗戦の実施 協調性・連帯意識を養う。人間関係を広げる。コミュニケーションの輪を広げる。教職員や保護者と親交を深める。年5回。ドッジボール・ホッケー・バスケ・かるたなど。
○体験学習の充実 人とのつながりを感じることのできる集団づくり。
〇ボランティア活動の定例実施 助け合いの心、思いやりの心、自己肯定感の涵養。年8回。地域の道路清掃・落葉掃き・地域住宅の雪かき・雪下ろしなど。
〇生活倶楽部の活動 生徒の自主的計画的活動を教員が補助。山の環境を利用しての、花・野菜・果物の栽培・ピザ釜造り・サウナ造り・たくあん作り・おやつ作り・野鳥の森造営・釣り堀造営・地域集落の除雪など。達成感・充実感・積極性を涵養。
〇「善いとこ発見の輪」運動の実施 生徒どうしがそれぞれの善いところを見つけて用紙に記入し、備え付けの箱に入れる。
互いの善さを認め合う態度・雰囲気を育む。教員も、同様に用紙に記入し、各生徒それぞれの善さを小さな情報に至るまで共有する。
〇100km強歩の実施  歩行の限界にチャレンジし忍耐力を養う。生徒どうしが互いに認め合う。保護者との交流。
〇共生担当部による挨拶運動の実施(毎朝)生徒それぞれの個性を認める姿勢の実践。
〇教員による校内巡回の実施(15:00、20:00)。
〇いじめ防止のぼり旗の設置 5月・12月の強化月間に合わせて。
○授業改善 「わかる授業」づくり 習熟度別少人数授業およびチームティ―チングの実施。生徒の善さを認め、誉める指導および評価を充実させる。自尊感情を持たせる。生徒との信頼関係を築く。
○教員研修など指導力の向上に関しての取り組みの実施 上半期研修・新年度研修・他校視察。インターネット・スマホのトラブル防止研修、発達障害児への理解や指導についての研修・視察、特別支援教育の学習推進、科目別授業研究、問題行動対応の点検・評価・見直し(PCDAサイクルの実践)、AED救命実習等。
〇その他 職場実習・労作・観劇・研修旅行・修学旅行・バーベキュー・校外指導・休日活動(日帰り散策・遠足・温泉入浴・イベント参加など)など自己有用感を高め、一人一人が活躍することができる場を与える。

B 未然防止・早期発見・早期対応のための取り組み
○共生担当部 生活指導部はH28年度より共生担当部に改称。学校生活において、生活指導を通して、相手の立場に立って共感的に考え、互いに認め合い、共に生きることができる子どもたちを育てる。具体的には、安全で安心な学校生活作りを進めるとともに、日頃から生徒の動向を把握し、問題行動やトラブルがあった際には迅速に会議を開き、生徒指導主事を中心に情報を集約し、指導や対応の決定や、トラブルの解消を行う。生徒に向けて、インターネット・SNSの使い方についての講話や研修を行い、インターネット・SNSにおける生徒の危険認知と情報モラルの啓発に努める。
○教育相談対応 休み時間は職員室を生徒に開放。夜は寮監室への出入りが可能。生徒たちがいつでも教職員に相談できる環境を充実させる。
○面談の実施 担任・寮監は、生徒と面談する機会を積極的に設け、日々変化する生徒の実態を把握するようにつとめる。保護者とも面談を積極的に行い、信頼関係を築き、生徒の全体像の把握に努める。
○「白根開善学校いじめ防止対策委員会(校内組織・常設)」の概要
(趣旨)いじめ根絶は白根開善学校における最重要課題のひとつであり、ひとりの教職員が抱え込むことなく、全教職員が一丸となって対応する必要がある。全ての生徒が安全に安心して学校生活を送れるよう、いじめ問題解決およびいじめ根絶に取り組むための組織として、学校長をトップとした「いじめ防止対策委員会(校内組織・常設)」を設置し、いじめ問題についての指揮・統轄を行う。「いじめ防止対策委員会」は「いじめ防止対策推進法」(平成25年6月28日公布)に基づいて必要な事項を定める。
(目的)生徒・保護者へ向けて、白根開善学校がいじめ防止について、迅速かつ組織的・継続的に対応する姿勢を明らかにする。学校として、いじめの予防・いじめの早期発見・いじめの解消に徹底して取り組む。
(組織)構成メンバー 委員長=高等部校長、副委員長=中等部校長
委員=生徒指導主事・共生担当部教諭・全担任・全寮監・養護教諭・教育相談担当教諭・特別支援教育コーディネーター(計20人)
(運営)週1回の職員会議内で近況報告、情報交換及び指示伝達を行う。いじめ案件発生時は緊急招集。
(役割)いじめ防止対策委員会は次の役割を担う。

①いじめを許さない雰囲気作り・いじめの未然防止のための、体制整備と取り組み
(1)いじめ防止のための組織づくり
*生徒向けにオリエンテーション(4月)にて、保護者向けに学校説明会(4月)にて、白根開善学校の「いじめ防止基本方針」、いじめ防止の取り組み、相談窓口の説明を行う(学校HPでも公開)。
(2)いじめ防止指導の充実
*全校集会での全体指導、強化月間キャンペーンの実施。
*講演会・研修を通してのいじめ防止の意識啓発と推進。
(3)インターネット上のいじめ防止指導の充実
*インターネット上やSNSでのいじめへの注意喚起・意識啓発。加害・被害への注意や予防指導を行う。
*生徒向け、ケータイ安全指導(7月)、スマホ利用ルール指導(3月)、情報モラル研修等の実施。
(4)早期発見のための取り組み
*生徒の実態把握のための聴き取り調査は随時実施(学級担任及び寮監を中心に行う)。保護者からも必要に応じて聴き取りを行う。
*毎年12月の学校生活調査の中で、いじめ調査を実施(学級担任による聴き取り)。
(5)「相談しやすい」体制の確立
*全寮制の共同生活を通しての、寮監(教職員)と生徒とのコミュニケーションの充実。
*担任との面談(毎学期)。
(6)教職員の意識啓発及び知識・指導力の向上
*校内教職員研修の実施。上半期研修(定例)・新年度研修(定例)・情報モラル研修等。
(7)「いじめ防止対策委員会」の活動の検証
*学校生活調査(12月)の中で、生徒向けに「いじめ防止の取り組みに関する調査」を実施(担任による聴き取り)。学校説明会(4月)にて保護者からも意見を聴取。それらを踏まえ、上半期研修(7月)、新年度研修(3月)において、活動の点検・評価・見直し(PCDAサイクルの実践)を行う。

②いじめの疑いがある案件についての情報収集、実態把握、情報集約、および、指導の決定
*学校長の指揮のもと、生徒指導主事に情報を収集し、いじめの疑いがある案件についての実態把握・情報収集を進める。いじめられている生徒や保護者の立場に立ち、迅速に関係生徒への事情聴取を行う。インターネット・SNS上のいじめに関わる案件の場合は、インターネット上の証拠を迅速に保全する。さまざまな情報を集約・共有し、会議を通して指導方針を決定する。
*いじめがあった場合には、早期に適切な対応を行い、関係する生徒や保護者が納得する解消を目指す。

③いじめを行った生徒への指導
*被害生徒を守るとともに、教育的配慮の下、いじめた生徒を指導する。善悪を理解させる。
*いじめが犯罪行為として取り扱われるべきものと認められる場合は、所轄警察署に相談して協力を求める。

④いじめを受けた生徒への支援
*担任・寮監が中心となっての、被害生徒の心のケア。

⑤保護者との連携
*いじめが確認された場合は、保護者に事実関係を伝え、いじめを受けた生徒とその保護者に対する支援や、いじめを行った生徒の保護者に対する助言等を行う。また、当該いじめ事案に関する情報は、継続的かつ適切に保護者に提供する。

⑥学校でいじめが確認された場合の全体指導
*生徒向けに再発防止のための全体指導等を行う。状況に応じて。

⑦県への報告、外部専門家(心理士・保護司など)および関係機関との連携*県学事法制課への報告。重大事態発生時等。
*外部専門家(心理士・保護司など)、地域の有識者、地域の関係機関の方、学校に関する理解及び識見を有する方などの招聘。状況に応じて。意見を頂く。対応を協議する。
*県が設置しているサポートチームの活用の決定。状況に応じて。

⑧説明責任の実行
*いじめを受けた生徒及び保護者への対応。
*全校保護者への対応。状況に応じて。
*関係機関その他への対応。状況に応じて。

重大事態発生時の対応
*「生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑い」、「相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑い」等があったときは、重大事態と認定し、速やかに県に報告し、連携して、調査および対応を行う。状況に応じて、調査委員会を設置する(いじめ防止対策委員会を母体とし、外部専門家を加える)。
※相当の期間とは、年間30日を目安とするが、生徒が一定期間、連続して欠席している場合は、上記目安に関わらず迅速に対処する。
*いじめにより生徒の生命、身体又は財産に重大な被害が生じる恐れがあると認められる場合は、直ちに所轄警察署等に通報し支援を求めるとともに県に報告する。
※注 いじめの未然防止、早期発見、早期対応等に係る生徒への指導及び取組の流れについては、別表1(学校いじめ防止プログラム)及び別表2(学校いじめ対応マニュアル)をご参照ください。

C 家庭・地域・警察との連携
〇家庭との情報の共有 毎学期、学校だより「つばめ通信」、および「家庭への通信」において、生徒の学校での様子を家庭へ報告し、家庭からは毎学期「家庭からの通信」を提出してもらい、生徒の家庭での生徒の様子の報告を受ける。
学校と家庭での各生徒の情報を共有する。
○家庭訪問 学級担任・寮監を中心に、家庭訪問を積極的に実施。家庭や地域での生徒の実態の把握につとめる。
○白根開善学校運営委員会 父母会役員会および父母会にての、生徒の動向・指導方針等の報告および情報交換。
○他校および警察との情報交換 吾妻地区・北部地区の他の高校の生徒指導部、および吾妻警察署・長野原警察署・吾妻教育事務所との情報交換・近況報告を定期的に行う。

D その他留意事項 
(1)日頃から、児童生徒一人一人の言葉に耳を傾け、その気持ちを敏感に感じ取ろうという姿勢を持つとともに、どのようなことでも大人へ相談してよいという意識を、教育活動全体を通して高める。また、学校内外の相談窓口の周知を徹底する。
(2)けんかやふざけ合いであっても、児童生徒の感じる被害性に着目して、いじめに該当するか否かを判断する。
(3)特に配慮が必要な児童生徒については、保護者との連携の下、児童生徒の特性を踏まえた適切な支援を行う。
(4)いじめが解消したか否かについては、以下の2つの要件をもって判断することとされている。
①いじめに係る行為が止んでいる状態が、少なくとも3ヶ月以上継続していること。
②いじめを受けた児童生徒がいじめに係る行為により心身の苦痛を感じていないと認められること。
※白根開善学校では、いじめを見落とすことがないよう、いじめ解消の判断は安易に行わず、「いじめ事案が解消に向かっている」と判断するにとどめる。単に、関係生徒への指導の決定や、謝罪をもって解消とは考えない。保護者とも継続的な連絡を行う。
(5)インターネット上のいじめが重大な人権侵害であることを生徒に理解させるとともに、SNS等に頼らない人間関係づくりへの意識を高めていけるような指導を行う。
(6)いじめの未然防止、早期発見及び早期対応等に係る生徒への指導及び取組について、取組内容を内外に示すとともに、達成状況を理事会・父母会等において評価し、改善を図る。
※学校長の判断と指示のもと、いじめに迅速に対応できるよう、生徒指導主事を中心に日ごろから体制を整えておく。

以上

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